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利用者の声

20代女性(難病/小腸機能障害)の事例

 
 
 

ひとりで抱え込まない 伝える勇気を


就職者
飲食業(洗い場)に就職
通所期間:2年0ヶ月
20代女性(難病/小腸機能障害)

「伝えない」という選択の先に

正社員として働きたいという思いがあったため、就職活動では難病のことを企業側に伝えるべきか、とても悩んでいました。一度、母に相談したところ、「周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか」「相手に与える印象が悪くなってしまうのではないか」と心配してアドバイスをしてくれました。どうしても働きたいと思っていた私は、難病があることは企業側には伏せて就職活動をしていました。

結果的に、今の職場に出会う前までは、短期の仕事ばかりしていました。仕事中に体調を崩して辞めてしまったこともあったので、常に「みんなと同じようにしなければいけない」というプレッシャーを感じていました。私は“そこに居てもいいのか”“そこに行ってもいいのか”ということばかり気にしていました。そんな時に出会ったのが、就労移行支援事業所Melkです。約2年間、週5日通い、様々な知識と経験を身に付けました。

責任感が自信へと変わる

印象に残っている訓練は「模擬就労」(実際の職場を想定した模擬業務についてグループで取り組むプログラム) です。パソコンでアンケートのデータ入力を行う訓練では、メールアドレスを打ち込む際、数字の0(ゼロ)とアルファベットのO(オー)を見分けることに苦戦しましたが、課題を意識して取り組むことで高い評価をもらいました。

また、一番思い出に残っているのは「Melkまつり」(利用者さんが主体となって企画・運営するイベント) です。当日は司会進行を任されました。イベントの企画や準備は大変でしたし、責任もありましたが、お祭りは大成功に終わりとても楽しい思い出となりました。何よりも自信に繋がりました。

「ありがとう」その言葉を聞きたくて

現在は、中華料理店で洗い場の仕事をしています。
今の仕事に出会えたのは、Melkのスタッフからの紹介でした。以前、飲食店でホールスタッフとして働いていた経験があったので、就職後のイメージも湧きやすく、働いてみようと思いました。
不安もありましたが、病気のことは企業側にしっかりとお伝えしました。そのうえで、面接の際、「急に体調が悪くなって出勤できなくなった時はどうすれば良いですか?」と尋ねたところ、「体調が悪くなったら言ってください」とお答えいただきました。その一言で、私はとても安心することができました。

就職してから2年が経ちます。シフト制で、17時~22時までの5時間勤務ですが、土日祝日や忘年会・新年会の繁忙期には残業をすることもあります。
仕事の優先順位や効率性も考えられるようになりました。忙しい時は、レンゲなど先に足りなくなるものから優先的に洗っています。なくなる前にホールスタッフに渡しに行くと、「ありがとう」と言ってくれます。とても嬉しい瞬間です。また忙しい時は、他の洗い物も沢山あるので、いかに効率をあげて仕事を進めるか、自分なりに考えて工夫をしています。

そんなハードな仕事のストレス発散は、休日に好きな青春ものの映画や動画を観ることや、カラオケに行くことです。最近のお気に入りは『チア☆ダン』です。 また、病気を抱えながらも自分らしく働くことをテーマにしたセミナーにも積極的に参加しています。

仕事を通して想うこと

小腸機能障害という難病を発症したのは14歳、中学校2年生の頃でした。当時は、自宅・学校・病院を往復する生活を送り、明確な治療法が分からないまま、不安と恐怖が付きまとう毎日でした。しかし、現在は体調も安定していますし、何よりも仕事がとても楽しいです。職場は学校とは違うことばかりなので、大変ではありますが―(笑)。

働いてみて、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)はとても大切なことだと実感しました。
何かを相談するのは、とても勇気が要ることです。しかし、体調不良でお休みする際や通院の日は、しっかりと連絡を入れて相談をしているので、上司からも「シフトが調整しやすい」と言われています。“ひとりで抱え込まないことの大切さ“を、仕事を通して現在も学んでいます。

※画像はイメージです。