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利用者の声

50代男性(身体障がい/腎不全)の事例

 
 
 

諦めずに掴んだ再就職


身体障がい
サービス業(事務職)に就職
通所期間:2年0ヶ月
50代男性(身体障がい/腎不全)

チャレンジ精神を持って “まずはやってみる”

「学校みたいなところだな」
初めて就労移行支援事業所Melkに訪れた時の感想です。
「悪いところではなさそうだし、通ってみないと分からないから」と、約4年前に通いはじめた日のことを思い出します。

Melkのことは、リハビリと人工透析を行っている病院から、外部の生活支援窓口を通して紹介していただきました。腎不全という病気を発症してから休職していたのですが、なかなか仕事が見つからずに困っていた時のことです。
約2年間通所し、初めの1年間はスキルアップをメインにトレーニングを行いました。その後の1年間は、合同面接会等に参加しながら積極的に就職活動を行っていきました。
Melkに通所しながら、身体障がい者を対象に求人紹介をしている企業を見つけ、2社に求職者登録もしていました。

できる限り長時間働きたいと思っていたので、それができる仕事を中心に探していました。しかしMelkのスタッフからは、「週3日人工透析に通わなくてはいけないことを考慮すると、身体のためにも、短時間勤務からはじめてみてはどうですか」とアドバイスがありました。心配してそのように言っていただいたことは重々分かるものの、病気になる前は長時間の勤務ができていたこともあり、諦めきれず…。スタッフに反発の気持ちを抱くこともありました。

そんな時に、求職者登録していた企業から連絡があり、現在勤務している会社を紹介していただいたのです。週3日、人工透析に通いながら働くことについて、「それでも構いませんよ」と言っていただき、3回の面接を経て採用をいただくことができました。2回目の面接にはMelkスタッフと求職者登録をしていた企業の担当者も同席してくれて、3回目の面接ではほぼ採用を前提に、配慮事項の確認を行いました。それまで、書類選考や一次審査で不合格になることが多かったので、採用が決まった時は本当に嬉しかったですし、安心しました。

SOSを上手に出すことの大切さ

現在は、パソコンでデータ入力やメール対応を行う業務に携わっています。仕事は週5日で、人口透析に通う月・水・金は8時55分~15時55分まで、それ以外の火・木は8時55分~17時55分までの勤務です。
パソコンに向き合っていると、時間とともに目が疲れてきますが、そんな時は少し歩くなど小休憩を取りながら、一日の業務を行っています。

働く上での配慮点としては、腎不全のため人工透析をしているので翌日に体調が悪くなることがあること、以前脳出血した際の後遺症で半身麻痺があるので常に杖が必要なことをお伝えしました。また、疲れやすいため通勤電車の中で立っていることが難しく、座って行けるよう朝早く家を出て始発電車に乗っています。そのため、電車の遅延等があり始発電車に乗れないときは、始業に間に合わないことがあることもお伝えしました。

会社には私の身体について理解していただき、「朝起きて辛い時は、無理をせずに連絡してください」という約束になっているので、ストレスを抱えることなく安心して通えています。職場には、私のほかにも障がいのある方が多く活躍していて、同じ部署にも2名いるので、そうした点も安心感や働きやすさに繋がっていると思います。

また、困ったことがあったら、いつもMelkに相談しています。月に1度の定着面談では、自分の中で疑問に思っていることを定着支援の担当者に伝えることで、気持ちの整理ができて助かっています。思いを吐き出せる場所や、相談できる人の存在は、大切だと思いますね。

職場定着のカギ

就職して間もなく2年になります。私の中では、働き始めてから1年目と3年目が、職場定着のカギだと思っています。なぜなら、職場に慣れが出てくる1年目は、些細なことで辞めたいと思ってしまうことがあるからです。

私も以前、仕事のペースを上げてほしいと上司に言われた際には、できることを精一杯やっているという認識があったため、このまま続けていくのは無理かもしれないと悩んだことがありました。しかし、仕事そのものは自分に合っている事務職なので、上司とも相談し、続けていくことを決めました。
若ければ辞めても次があるという考えになるかもしれませんが、私の年齢では苦労すると思いますので(笑)、しっかりと今できる仕事に励み、3年目も乗り越えていきたいです。

家族や友人たちを大切にしていきたい

今後の目標は、これからも家族みんなで仲良く暮らしていくこと、そして友人たちとも、よりよい関係を続けていくことです。
両親、弟夫婦、友人たちがいることで毎日が幸せです。
みんなの存在は私にとってとても大きいので、これからも大切にしていきたいです。

「何でも相談できる職場環境をつくりたい」‐ 企業担当者O様より

今年4月からSさんの上司になり、一緒に働いています。
障がい者雇用だからと言って、何か特別な対応をしているわけではなく、対社員として「一人ひとりと向き合うこと」を大切にしています。ただ、体調面に関しては、調子が悪い時などは言っていただかないと分からないことも多いので、「まずは自分のことを第一に考えて、何かあったら発信してくださいね」とお伝えしています。そのため会社としては、体調が良くないときに相談しやすい環境を整えるようにしています。

現在、障がい者雇用として勤務している方は、弊社全体で17名(2018年7月現在)。部署内では、Sさんを含めて3名の方が活躍しています。
Sさんは、初めは緊張していて目の前しか見えていないようでしたが、今では視野が広くなり、責任を持って業務を行ってくれるので大変頼もしいですね。

仕事を行ううえでは、常にお客様が先にいること意識するよう伝えています。より良いサービスを提供するためには業務改善も求められるため、仕事のやり方などを変更することもありますが、変化が苦手な方もいる中で、Sさんは驚かずに受け止め、しっかり対応をしてくれています。

これからも、ますますSさんが心を開いて何でも相談してくれるような関係を築きながら、一緒に仕事をしていきたいと思います。

週3日の人工透析に通いながら働くSさんと、「何でも相談できる職場環境をつくっていきたい」と話される上司のO様。

※記事内の画像は、ご本人様と企業様の承諾を得て掲載をしております。